技術者としての思想を活かしながら製造工程を担当しています。
ストロー製造の第一工程である原料の配合を担当しています。ベースとなる透明のポリプロピレンと色付けされたポリプロピレンをタンブラーに投入して均等に混ぜ、製造ラインへ送り出す工程です。ストロー製造のスタート地点ですから、ここでの遅れは全体に影響してきます。なので気が抜けません。また、20kgある原料袋を持ち上げるので非常に体力を使います。
けれど、実は現在製造ラインの増設計画が進行中で、それに伴ってこの工程も完全自動化することになりました。もともと工学部出身でロボット分野を学んできたので、いまの自分の作業を棚卸しながら、どう自動化していくかを考えるのは非常に学びが大きかったですね。
製造の困りごとを技術で解決していく。
ストローは原料を熱で溶かして成型し、すぐに冷却して固めてつくっています。非常にシンプルな作り方ですので、基本の製造方法は長年変わっていません。しかし、まだまだ改良の余地があります。
例えば、現在私が進めているのが冷却槽の水温を管理するヒーターの製作。気温の低い冬は製造スタート時の水槽温度が低すぎることで、ストローが割れてしまうんです。それを防ぐための装置です。
当社は技術者が多くいるので、至る所でこのような作業が進行しています。実際のモノづくりに携わりながらも、「どうすればもっと良くなるか、効率化できるか」という技術者の視点が活かされる職場であり、会社です。
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